中国地方 M&A 事業承継の地域ハブ。広島・岡山・山口・鳥取・島根の後継者不在率(帝国データバンク2025年)と企業等数(経済センサス令和3年)、各県の主要業種と公的相談先を一覧で整理。県別の詳細・無料相談・査定への入口をまとめました。
中国地方(広島・岡山・山口・鳥取・島根の5県)は、後継者不在率が全国平均より高い水準で推移してきた地域です。全国の後継者不在率は50.1%(後継者が「いない」または「未定」の企業は約13.8万社、前年比2.0ポイント低下)まで改善しましたが(帝国データバンク「全国企業『後継者不在率』動向調査」2025年)、中国地方の各県は依然としてこれを上回る県が多く、第三者承継(M&A)を含めた出口の検討が進んでいます。
このページは、5県の基礎データと公的相談先を一覧で束ねる「地域ハブ」です。県ごとの市区町村別データ・支援機関は各県トップページに整理していますので、自社の所在県の詳細はそちらでご確認ください。
| 県 | 後継者不在率(2025年) | 企業等数(個人含む) | 最多業種 | 県別ページ |
|---|---|---|---|---|
| 広島県 | 57.9% | 85,472社 | 卸売・小売業 | 広島県の事業承継情報 |
| 岡山県 | 60.1% | 55,686社 | 卸売・小売業 | 岡山県の事業承継情報 |
| 山口県 | 53.4% | 38,963社 | 卸売・小売業 | 山口県の事業承継情報 |
| 鳥取県 | 62.7% | 16,696社 | 卸売・小売業 | 鳥取県の事業承継情報 |
| 島根県 | 64.2% | 22,928社 | 卸売・小売業 | 島根県の事業承継情報 |
後継者不在率は帝国データバンク「全国企業『後継者不在率』動向調査」(2025年)。鳥取県62.7%・島根県64.2%は同調査で全国上位帯の水準です。広島・岡山・山口の県別値は同調査の都道府県別公表値に基づく目安で、最終確定値は出典の原典でご確認ください。企業数は総務省・経済産業省「経済センサス‐活動調査」(令和3年)の企業等数(個人事業主を含む)を当サイトで集計したものです。5県合計で約21.9万社です。なお、不在率が県によって高低する背景(業種構成・経営者年齢などの要因分析)や全国順位は後継者不在の現状と解決策で詳しく解説しています。
広島県は中国地方で最も企業数が多く、企業等数(個人事業主を含む)は85,472社(経済センサス‐活動調査 令和3年、以下同)です。最多業種は卸売・小売業(17,205社)で、建設業(9,779社)、宿泊・飲食サービス業(9,769社)が続きます。瀬戸内沿岸には自動車・自動車部品、鉄鋼、造船、産業機械などの製造業集積があり、サプライチェーンを構成する中小の協力企業が厚いことが特徴です。こうした下請・部品メーカーでは、技術や取引先を引き継ぐ第三者承継のニーズが高まっています。
後継者不在率は57.9%(帝国データバンク『全国「後継者不在率」動向調査(2025年)』)。県内市区町村ごとの企業数・支援機関・公的窓口は広島県の事業承継情報に整理しています。製造業の譲渡で論点になりやすい設備・在庫の評価や事業価値の考え方は企業価値算定の方法を、業種ごとの傾向は業種別M&A動向をご覧ください。
岡山県の企業等数は55,686社で、最多は卸売・小売業(11,806社)、続いて建設業(7,216社)、宿泊・飲食サービス業(5,462社)です。製造業(5,016社)が上位に入るのも特徴で、水島の臨海工業地帯を中心に化学・鉄鋼・機械などの集積があります。山陽・瀬戸大橋・高速道路網が交わる物流の結節点でもあり、運輸・倉庫や卸売の承継案件も見られます。
後継者不在率は60.1%(帝国データバンク『全国「後継者不在率」動向調査(2025年)』)と、中国地方のなかでも高めの水準です。県内の市区町村別データと相談先は岡山県の事業承継情報でご確認ください。
山口県の企業等数は38,963社で、最多は卸売・小売業(8,798社)、次いで建設業(5,082社)、宿泊・飲食サービス業(4,258社)です。瀬戸内沿岸のコンビナートを背景に化学・石油・エネルギー、造船・重工業といった基幹産業が立地し、これらを支える専門工事・メンテナンス・部品供給の中小企業が多いことが特徴です。
後継者不在率は53.4%(帝国データバンク『全国「後継者不在率」動向調査(2025年)』)で、中国地方5県のなかでは相対的に低い水準にあります。県内の詳細は山口県の事業承継情報に整理しています。
鳥取県(企業等数16,696社)と島根県(企業等数22,928社)は、いずれも卸売・小売業が最多業種です。鳥取県は建設業・宿泊飲食サービス業が、島根県は建設業・宿泊飲食サービス業が続きます。両県は人口減少と高齢化が先行しており、後継者不在率は鳥取県62.7%、島根県64.2%(帝国データバンク2025年)と全国でも高い水準です。買い手候補が地域内に限られやすいぶん、県外も含めた相手探しや、公的窓口の活用が出口の選択肢を広げる鍵になります。
市区町村別の企業数・支援機関は鳥取県の事業承継情報・島根県の事業承継情報でご確認ください。不在率が高い地域でなぜ承継が難しくなるのか、その構造と打ち手は後継者不在の現状と解決策で詳述しています。
地域にかかわらず、第三者承継(M&A)の基本的な流れは「現状把握 → 相手探し → 条件交渉 → 最終契約・引き継ぎ」です。最初の一歩として、自社のおおよその売却価格イメージを持っておくと、相談や交渉が進めやすくなります。
全国の市場規模や業種別の承継動向、後継者不在率の全国比較といったマクロ統計は、本ページでは深追いせず後継者不在の現状と解決策に集約しています。
中国地方の各県には、国が設置する事業承継・引継ぎ支援センターがあり、相談は無料です。同センターを含む全国の支援実績は伸びており、2024年度(令和6年度)の相談者数は2.3万者を超え(うち第三者承継に関する相談は16,045者)、第三者承継(M&A)の成約件数は2,132件と過去最多を更新しました(独立行政法人中小企業基盤整備機構「令和6年度 事業承継・引継ぎ支援センターの実績について」2025年)。「まず誰に相談すればよいか分からない」という段階では、こうした公的窓口が出発点として有効です。
一方で、具体的な相手探し・企業価値の精査・条件交渉・契約実務の段階では、民間の仲介会社・FA(フィナンシャル・アドバイザー)・コンサルティング会社が実務を担います。それぞれの役割と費用、選び方の違いは相談先の比較に整理しています。
| 段階 | 主な相談先 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 初期相談・全体像の整理 | 事業承継・引継ぎ支援センター(公的) | 無料 |
| 相手探し・交渉・契約実務 | 仲介会社・FA・コンサル(民間) | 手数料相場を参照 |
| 税務・スキーム設計 | 税理士・会計士 | 個別見積 |
当サイトを運営する株式会社KI Strategyは、売り手側に専任する独立系のコンサルティング会社です。代表は大手シンクタンク出身で、売却を検討するオーナー経営者の立場に立ったアドバイザリーを行っています。中国地方での売却・承継をご検討の際は、まず概算の価格感の把握と、相談先の整理から始めることをおすすめします。
事業承継・会社売却・M&Aの最適プロセスをご提案します。売り手側支援・買い手側支援・DD・PMIまで独立系コンサルティング会社として一気通貫。DD・PMI実務は姉妹サイトDD-AXで深掘り対応。
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