14業種のM&A市場データを整理。各業種ページでは、サブセグメント別のマルチプル(ARR・EBITDA・PSR)、市場規模・取引動向の推移、都道府県別の分布を確認できます。
マルチプル法とは、EBITDA(営業利益+減価償却費)などの財務指標に、類似する会社・取引の倍率(マルチプル)を掛けて企業価値の当たりを付ける評価手法です。中小M&Aの実務では、上の一覧のような業種別のEV/EBITDA倍率レンジを出発点に使います。同じ利益水準でも倍率に開きが出るのは、ストック収益の比率、人材・許認可への依存度、市場の成長性が業種ごとに異なるためです。
使い方のコツは、自社の業種レンジに機械的に当てはめないこと。収益の安定性や特定顧客への依存度次第で、同業でもレンジの上下どちらに寄るかが変わります。一覧に年買法のれん年数を併記しているのは、中小M&Aでは「時価純資産+営業利益×のれん年数」の年買法とマルチプル法を併用して価格感を確かめるのが実務だからです。計算式・計算例・DCF法との使い分けは企業価値算定の3手法で、業種固有の評価軸は各業種ページで解説しています。
業種ごとに評価軸・DD論点・PMI論点が大きく異なります。全14業種について、業界ビジネス特性を起点とした実務ガイドを公開しています。